よろしく、俺の花嫁殿。~神さまと空(から)の花嫁 / 新刊配信記念
12/26 23:59までSALE実施中
対象作品一覧
はるのゆきは溶けない
「僕はね、春の雪ってとても良いと思うんです。まるで八重桜のようで」あの頃の、聞けるはずのないあの声が、また私の名前を呼んでいる―なんとなく冴えなくて、ロマンチストな津田先生。春野雪はそんな先生が大好きで、隣に並びたくて教職の道を選んだ。大学も卒業間近、あと一歩でその夢が叶うという矢先、先生の訃報が届いた。伝えられなかった想いと、叶えることができなくなった夢に戸惑う雪。私はどうしたらいいんだろう―。一方、幼くして母親を亡くし、次いで父親を失った津田の息子・律もまた、深い悲しみから動けずにいた。止まった二人の時間は、お互いを見つけた瞬間から動き出すが、再会したのは思わぬ場所で…
愛が死んでも恋はまぶしい
あなたが愛しているのは、他人に恋をする私。憧れていた結婚式から始まる禁断の関係、プレイバック──。田舎に住む高校生・月乃は、キラキラして面白い汰一に出会う。恋を知った二人は高校卒業後、一緒に上京。カメラマンになろうと専門学校に通う彼を支える為、派遣で働く月乃だったが、社会人と学生の同棲生活は次第に軋轢が。私の我慢を尻目に悠々自適な子供の汰一、何か責任を持たせたら変わってくれるのだろうか─。そう、子供。血の繋がった家族が欲しい私は避妊無しで誘うも失敗。ゴム越しの感情を、月乃と汰一はどう受け取るのか─・・・。
いっぱいおかえり
駒子は彼氏と同棲するための引っ越し当日、彼氏に逃げられるという、とんでもない目に遭う。長い付き合いの中でいつかは一緒に暮らすものだと自然に想像していた駒子は強いショックを受ける。ふと何か食べようと思い立って、見知らぬ街をさまよう。導かれるように偶然に入った居酒屋「よりみち」。気さくな店主の営業する店内はどこか暖かみがあり、美味しい料理や、お酒、店内の人々の言葉に元気をもらい、思わず、彼との過去をつらつらと口にしていた…。小さな居酒屋が、恋愛、結婚、人生に行き詰まった人々に小さな明かりを灯す。皆の帰りを待つように、店を開ける気さくな店主には、しかし誰にも言えない過去があった―――
ふたたびヒロイン
「結婚って、した方がいいですよね?」葵は幼馴染の陽人との初恋を実らせ、誰もが羨む少女漫画のような結婚をした、はずだった。結婚して数年経った今、昔のときめきは消え、会話も弾まず何も感じない。夫婦ってこういうもの…?これが『普通』だと、目を逸らしてきたが、遂に限界を迎え離婚することに。初めての独りで心許ないところ、会社の大学生バイトくんが世話を焼いてくれ始めるが…一方、元旦那となった陽人も秘めていた気持ちがあったようで―?理想的初恋のベールは剥ぎ取られ、リアルな恋愛の戦場へふたたびヒロイン参戦!?ハッピーエンドの向こう側で、混戦不可避な本音の戦いが始まる―!
完璧で最高のクズ(彼氏)
(これが私の地獄が始まる合図だった―――)人気モデルの叶(かなえ)には、魅力的な彼氏・崇継(たかつぐ)がいる。しかし崇継には、ある悪癖があった。叶との約束を忘れ、他の女と会う…崇継は、いわゆる『クズ』だった。だが崇継は、もはや叶の一部になっていた。だからどんなに振り回されても、結局は許してしまう。そんなあるとき、崇継は京一(きょういち)という同性の青年にまで手を出す。京一もまた、心に闇を抱えていた。次第にぬかるんでいく三人の関係。底なし沼のように止まらない執着の果て、堕ちた果てに三人を待つものとは―――!?
鬼の子守唄は拐われたい
「俺がお前を使ってやる」美しい鬼・九目(くめ)は、あやしく微笑んだ――月白(つきしろ)は、育ての父の死後、言葉を失い、ある能力のために、住まう村の人々から気味悪がられ、迫害を受けていた。月白は不思議な歌で、勿怪(もっけ)という危険な瘴気を持つ獣を眠らせることができた。しかし村の所有物のように扱われ、男たちと共に危険な勿怪狩りに無理矢理に同行させられていた。そんな月白の前に現れたのは人の形でありながら瘴気を操る―――美しい鬼、【九目】だった。彼は月白へ「借りを返しに来た」と告げ、月白の願いを叶えると告げ…失われた記憶、鬼と少女、過去の約束を子守歌が繋ぐとき、二人の運命が動き出す。
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