用心棒無名剣 だんだら染
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あらすじ/作品情報
その男は黒紋付に黒の袴という身形の浪人であった。五尺七寸はあろうかという長身で、襟元からは厚い胸板が覗いている。手にしていたのは豪剣、同田貫。これから向かう宿場に何か当てがあるわけではない。街道の先に宿場があるにすぎなかった。同道するわけでもなく、若侍の七郎太、僧侶の抜山と、風の吹くまま旅をする日々であったが、不思議なことに、この浪人の過去や名前を知る者は、誰もいなかったのである――。三人が向かう先々では、蔓延る悪に苦しむ者たちがいた。所詮、俺にできることは、彼らの背を押す風にも及ばぬ……。そう嘯く浪人であったが、気づけば同田貫の鞘を払う、頼もしい“用心棒”と化するのであった!無名の旅の浪人が正義の豪剣を振るう、異色の用心棒シリーズ、開幕!!
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1巻から
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650ポイント
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