今さらだけど「人新世」って?

作家名: 古沢広祐
出版社: WAVE出版
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今さらだけど「人新世」って?
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あらすじ/作品情報

SFの世界が現実に?ヒトとAIは共存して変態(メタモルフォーゼ)する?道具に支配される未来?人類はこの先、繁栄する? それとも自滅?「人新世」――皆さんはこの言葉をご存じでしょうか。新聞や本、あるいはネットなどで一度は見たことがあるかもしれません。ジンシンセイ? ヒトシンセイ?なんて読むの?そもそもどんな意味の言葉なの?実はこれ、私たち人類のこれからを左右する重要なキーワード。だからこそ今、あらゆるジャンルの研究者や芸術家たちが、こぞって「人新世」をテーマに議論し、制作しているのです。たったの70年で、私たち人間は地球という天体の姿を劇的に変えてしまいました。地層には、その痕跡がはっきりと刻まれています。専門家の間では、人類の活動が地球に影響を及ぼしているこの時代を、これまでの時代と区別するべきではないかという議論が活発で、国際学会でさまざまな意見交換がされているところです。その新しい時代区分の名称が、「人新世」です。本書では、「人新世」という時代を迎える地球と私たち人間が、この先いったいどうなっていくのかということを、ヒトの進化の過程を振り返り、急速に発展する最新技術とのかかわりに触れ、さまざまな思想を引きながら未来を展望していきます。私たちは今、地球史が変わる瞬間に立ち会っているのです。

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