あるある!田舎相続

作家名: 澤井修司
出版社: 日刊現代
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あるある!田舎相続
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あらすじ/作品情報

「相続」が資産家だけのものだと思っていませんか?じつは、相続で揉めるのは田舎でも多いのです。相続の準備をする人は、意外と少ないものです。2015年の税制改正によって相続税が実質増税になったことが大きな話題になり、相続に対する関心が一気に高まりました。それでも、野村証券の2020年の調査(全国の50代~70代対象)によると、何かしら相続対策をしている人は約4割にとどまりました。裏返すと、50代以上でも、約6割の人がまったく相続の準備をしていないのです。相続対策が大事なことは、誰もがわかっています。それなのに、相続対策をやっていない人が過半数を占めているのは、何から手を付けたらいいのかわからないからではないでしょうか。というもの、相続は家族関係や財産、そして思いなど、いろんな要素が複雑に絡み合うものだからです。人間関係なら、夫婦や子ども、親、義理の親、場合によっては叔父・叔母や甥・姪までかかわります。財産なら、預貯金から不動産、経営者なら自社株までさまざま。不動産1つ取っても、家屋敷や農地、山林、会社の土地など多岐にわたります。相続の問題は、都会も田舎も本質は同じです。しかし、田舎には田舎ならではのやっかいさがあります。たとえば……・売ろうにも売れない農地・どこにあるのかわからない山林の権利・田舎に残った子どもと都会に出た子どもの意識の差・先祖代々の思いが詰まった土地などは、田舎特有の事情と言っていいでしょう。田舎相続には人や土地のしがらみが大きいのです。しかも、かつての日本では土地は価値あるものでしたが、今では田舎の土地は相続人同士が押し付け合うような「いらないもの」になり下がっていることが珍しくありません。田舎相続は一筋縄ではいかないからこそ、早めの対策が欠かせません。――「はじめに」より

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