マーケティングの大事なところを3時間で学ぶ

作家名: 丹羽亮介
出版社: フォレスト出版
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マーケティングの大事なところを3時間で学ぶ
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あらすじ/作品情報

■顧客のニーズとウォンツを理解するニーズは顧客の根本的な欲求のことで、ウォンツはそのニーズを満たすための手段の1つにすぎません。つまり、「商品を販売すること」はウォンツ視点、「顧客を満足させること」はニーズ視点ということです。■顧客視点を洞察して成功をおさめた「クイックルワイパー」たとえば、顧客視点の成功例の1つとして花王のクイックルワイパーが挙げられます。1994年に日本で発売され、6年後の2000年には世帯普及率が45%と爆発的にヒットしました。立った状態のままで床の雑巾がけができることが消費者のニーズに刺さりました。電機メーカーが掃除機の吸引力向上や騒音抑制といったハードウェアのスペック向上に血道を上げている市場において、すき間を潜り抜けた花王が見事に顧客ニーズを捉えた事例です。私たちは、電機メーカーのように自社商品に囚われて、顧客ニーズを満たすことを忘れがちです。実際、本書の著者、丹羽亮介さんがさまざまな企業の新規事業提案や企業戦略立案を審査・評価すると、大半が「自社に都合の良い提案」が多いそうです。■さて、ここで改めてマーケティングの定義を確認しておきましょう。端的に言えば、マーケティングとは「顧客の視点に立って継続的に行なう企業活動のすべて」です。ポイントは次の2つです。1つ目は、顧客にきちんと評価されるニーズを見つけることです。そもそもニーズのないところにどんなに良い商品・サービスを投入しても売れませんし、結果として企業も存続できません。2つ目は、価値あるニーズを発見した上で、それを具体的な商品・サービスとしてしっかり作り込んで顧客に届けることです。単に商品を作るだけでなく、その商品を顧客に認知してもらい、買ってもらえるというフェーズまで持っていく必要があります。そのために必要なのがプロモーション(広告宣伝)戦略やチャネル戦略です。この2つを合わせて「顧客ニーズを発見・創造し、それを具体化・伝達する企業活動すべて」となります。■本書のコンセプトは、こうしたマーケティングの全体像を体系的に理解していただき、「自社が何ができていて何ができていないのか」を知っていただくいただくことです。本書では、古典的な事例から最新の事例まで、96個の企業事例を参考にしながらマーケティングの全体像を押さえていただくようにしています。ちなみに、本書は動画配信プラットフォームUdemyの「はじめてのマーケティング」という動画講義がもとになっています。現在、3万6000人を超えるビジネスパーソンがこの講義を受講しています(2024年6月現在)。本書は、「マーケティング思考を身につけて成果を上げたい」と考えている、すべてのビジネスパーソンの皆さまにおすすめの1冊です。■気になる本書の内容はじめに・第1章 マーケティングとは何か?・第2章 顧客ニーズを発見する・第3章 より深い顧客ニーズを洞察する・第4章 「アレといえばコレ」・第5章 顧客ニーズの具体化・伝達・第6章 ブランド戦略事例索引おわりに

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